40代男性整形外科医の志望動機の例文と書き方
転職事例:将来のリハビリ施設開設を目指しリハビリ科へ転科
今回は、将来継承する実家の整形外科医院へのリハビリテーション部門の設置を見据えて、整形外科からリハビリテーション科に転科・転職した事例です。
転職理由
いずれは父の医院(整形外科)を継承する予定です。ただ実家も、駅前のショッピングモールに入っているクリニックに押され、最近は安泰というわけにはいかない様子です。 これからはリハビリテーションを併設しないと、クリニックとの差別化が図れない時代です。 勤務する病院にはリハビリ関連の部門がなかったため、登録しました。
重視した条件
希望したのは、リハビリテーション科のある病院です。 整形の現状のスキルを維持するためにも整形を診ながら、リハ専門医もとりたい。 また、子どもが受験期に入っているため、関西通勤圏での病院を探してもらいました。
入職を決意したポイント
リハビリ施設も整った病院で、療法士も充実しています。 実際のリハビリにどれだけの時間と労力がかかるか、どんなコミュニケーションが有効なのかを学べ、将来の継承時に役立つと同時に、整形外科医としても財産になる経験ですね。 また整形は外科的処置をして終わりの部分がありましたが、リハビリも診ることによって、社会復帰までの過程を支援できる喜びがある。このことは、転職しなければ知り得なかったと思っています。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)
履歴書の志望動機の書き方のポイント
このケースでは、「転職理由」にあるように、将来自身が経営する整形外科医院(父親から継承)にリハビリ部門を設けるためにリハビリテーション科への転科をしています。
そこで、履歴書の志望動機に、父親の整形外科医院を継ぐことを書くかどうかが問題となってきます。
いろいろな考え方がありますが、ここでは将来の医院継承には触れず、リハビリテーション科に転科して医師としての幅を広げることのみ記しています。
病院の採用担当者によっては、将来離職することを最初から提示されることを快く思わないケースもあるからです。
もとより、転職活動中の病院訪問などのときに、相手方にそのことについて話が通してあればこの限りではありません。
志望動機の例文
これまでは整形外科専門医としてキャリアを積んで参りましたが、外科的処置ばかりではなく、患者の社会復帰まで支援したいと思い、リハビリテーション科への転科を希望しました。貴院はリハビリ施設が整い、療法士も充実していると伺っております。実地でリハビリテーションを学ぶには理想的な環境であると思い、求人に応募致しました。入職の際にはこれまでの整形外科医としての経験を活かしつつ、新たにリハビリテーション科専門医の資格取得を目指し、初心に返って貴院の医療に尽力させていただきたく存じます。 (231文字)