給与重視の転職を実現した40代男性内科医の志望動機の例文と書き方
転職事例:子どもの教育のために給与重視の転職を実現
今回は、おもに給与面の待遇改善を望んで転職した40代内科医の事例です。
- 男性(43歳)・一般病院・一般内科・内科専門医/消化器内科専門医/内視鏡専門医
- 転職前:一般病院(埼玉県)消化器内科、給与1400万
- 転職後:一般病院(宮崎県)一般内科、給与1800万
転職理由
上は小5から下は3歳まで、4人の子どもがいます。これから教育にお金がかかることを考えると、給与重視の転職が必要と判断しました。自分のスキルを活かし、年収もアップ、生活のゆとりも手に入れるために地方への転職を希望しました。
重視した条件
妻の実家がある九州で、内視鏡専門医の資格を活かせる病院を希望。上の子どもが中学に上がるまでに、入職できるところで年収1600万円以上。
入職を決意したポイント
勤務条件面などの契約もきっちりサポートしていただけて、納得の転職ができました。年収も前職をはるかに上回るものでした。紹介していただいたのは、消化器系疾患を中心に内科一般と外科を持つ地域の病院で、院長自身が消化器外科の方。地域で高い評価を得ている病院で、スキルを磨ける職場を得られたと喜んでいます。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)
履歴書の志望動機作成のポイント
このケースでは、転職の動機は非常にシンプルです。転職理由に書いてあるように「(子どもの)教育にお金がかかることを考えると、給与重視の転職が必要」というわけです。
給与重視の転職自体は何ら問題はないのですが、志望動機にそのまま書くのはオススメできません。単に高賃金目当てで入職するように受け取られ、マイナスの印象を持たれかねないからです。
ですので、履歴書の志望動機欄には、あくまでその病院で実現したい目標や意欲を書くようにしましょう。
この事例であれば、入職を希望する病院と自分自身の専門分野がマッチしていることが、志望の背景となっていると考えられます。
そこで、志望動機は、“消化器系疾患の診療を中心とする病院で、しかも消化器外科を専門とする院長のもとで、消化器内科と内視鏡の専門スキルに磨きをかけたい”、という方向で書けばよいでしょう。
どんな就職や転職にも当てはまりますが、志望先の病院と自分が望むキャリアの方向性を合わせること、言い換えれば相手方とのマッチングが大切です。
志望動機の例文
私はこれまで東京都内の病院で内科医として勤務して参りましたが、よりゆとりのある環境で患者様にじっくりと向き合う医療に従事したいと考え、転職を決意致しました。私は消化器内科と内視鏡を専門としておりますが、消化器系疾患を中心に診療を行っておられる貴院であれば、即戦力として必ずやお役に立てるものと確信しております。また、貴院の院長先生は消化器外科をご専門とされていると伺っておりますので、院長先生のもとで、さらに専門的な知識とスキルを伸ばしたいと考えております。貴院の医療と地域の患者様のために粉骨砕身職務に精励致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(278文字)