医師が転職に成功する履歴書の書き方〜例文と見本〜

転職を成功させるコツは履歴書です!このサイトでは、医師としてのキャリアを確実にステップアップさせるための履歴書の書き方を教えます。転職事例に基づいた志望動機の例文、ひな形のダウンロード、医師専門の転職エージェントの紹介など、充実した内容を目指します。あなたの職務経歴や人間性を最大限にアピールして、転職を成功させましょう!

開業を目指す40代クリニック院長の志望動機の例文と書き方


転職事例:開業を見据えてクリニック院長に転職

今回は、キャリアのゴールである開業を目指して、クリニックの副院長から他クリニックの院長職に転職した48歳の医師の事例です。履歴書の志望動機には将来の開業の意志を書くべきなのでしょうか?さっそく事例を見てみましょう。

  • 男性(48歳)・クリニック院長・内科専門医/循環器内科専門医/アレルギー学会専門医
  • 転職前:クリニック副院長(大阪府)、給与1500万
  • 転職後:クリニック院長(大阪府)、給与1800万

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転職理由

医師としてのキャリアは、大学病院でキャリアの階段を上がって行くか、開業するか、勤務医としてポストを求めるかのどれかです。 私は当初から開業を目標にしていましたので、大学病院時代は人脈作り、勤務医時代は専門医取得のための時間と割り切っていました。 次は開業についての具体的なノウハウを学ぶべき時期と考え、転職を希望しました。

重視した条件

これまでは、クリニックの副院長職をしていましたが、やはり院長でなければ見えてこないことも多い。 開業を考えているマーケットに似ているところ、具体的には駅周辺で夕方以降の通勤客も利用するクリニックの院長職というピンポイントの希望を出しました。

入職を決意したポイント

かなり細かい希望を出したにも関わらず、早々に探し出していただけました。私の仕事の都合に合わせ、休日にも自宅近くまで足を運んでくださるなど、精力的に動いていただけて感謝しています。 紹介いただいたクリニックは、土日も診療し、週2日は21時までというところ。患者層に対して、診療時間の設定はどうするか、勤務時間に対する看護師へのフォローはどうしたらいいのか、調剤は、業者との連絡は等おかげさまで具体的なノウハウや業務の内容を学んでいます。

(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)

履歴書の志望動機作成のポイント

20代男性内科医の志望動機の例文と書き方」 でも触れたように、将来的に独立開業を目指していることは、履歴書の志望動機には書かない方が無難です

 

普通は病院(クリニック)側としては、採用する人材にはなるべく長く勤務して欲しいと思っていますから、最初から離職の意志を示すのは良い印象を与えない可能性があります。

 

あたかも、その医療機関をキャリアアップのためのステップとしか捉えていないように見えるからです。

 

ですので、開業したい本音はひとまず書かずにおき、志望動機欄には入職後の目標や意欲を書くようにします。

 

このケースであれば、クリニックが変わるとはいえ副院長から院長に昇格するわけですから、最高責任者として医院経営にたずさわる意欲や、経営のノウハウを積極的に学ぶ姿勢をアピールするようにします。

 

その際も、志望先のクリニックが募集職種(この場合院長)に求めている人物像と自身の経歴とのマッチングに十分注意しましょう。

志望動機の例文

私は内科等の専門医を取得したのちに一般クリニックで副院長を勤めました。診療と並行して医院の経営にも参画しましたが、より責任ある地位で医院の経営にチャレンジしたく思い、貴院の求人に応募させていただきました。貴院に入職の際には、診療時間の設定や、看護師等スタッフへのフォロー、調剤薬局との調整など、患者様がより利用し易く、またスタッフにとってもより働き易いクリニックとするべく心血を注ぎこみたいと考えております。(204文字)