30代女性産婦人科医の志望動機の例文と書き方
転職事例:不妊治療を専門に行うために転職
今回は、一般の産婦人科医から、不妊治療専門医になるべく転職した30代の女性産婦人科医の事例です。
転職理由
産婦人科の常勤医は3人だけで、毎日の外来に加え、オンコールもあり、体力的にもきついものがありました。 個人的には産科も婦人科も幅広く経験できたのですが、大きなお腹をした女性の隣で、不妊治療にみえる患者が気の毒で、何とか不妊治療を専門に診て知見を磨きたい、不妊に悩むご夫婦の力になりたいと思い、専門科を持つ病院への転職を希望しました。
重視した条件
婦人科、特に不妊治療に特化した外来窓口を持つ病院。不妊治療に必要なノウハウを学べること、生殖医療専門医の資格取得も可能な病院で、住まいから通勤圏内を希望。
入職を決意したポイント
不妊治療の専門医院をご紹介いただき、キャリアアドバイザーの方のおかげで、これまでの実績も高く評価した待遇をご提示いただけました。 しかも週休2日制で当直なし。家族を持つ身には、とてもありがたい条件でした。 おそらく自分で動いていたら、こうした評価や条件をを引き出すことはできなかったと思います。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)
履歴書の志望動機作成のポイント
このケースでは、履歴書の志望動機で強調すべきことはもちろん不妊治療への熱意です。不妊に悩む人を全力でサポートしたい、という思いを300字以内に盛りこみましょう。
結果として、当直無しの完全週休二日というように勤務条件も改善しているのですが、そうしたことは志望動機ではなく本人希望欄に書くようにします。
ところで、この事例に見えるように、勤務日程や給与などの細かい条件面は、例えば「エムスリーキャリアエージェント」のような医師専門の転職エージェントが、転職先の医療機関と交渉してくれます。
医師個人ではなかなか条件面の交渉までは難しいので、転職当たっては転職エージェントを活用しましょう。面倒な交渉ごとを任せて、本人は医師としての活動や家庭に集中することができます。
転職を考え始めたら、まずは医師専門の転職エージェントに登録することをおすすめします。
志望動機の例文
私はこれまで、都内一般病院の産婦人科にて勤務して参りました。産科と婦人科の両科を経験できましたが、今後は不妊治療を専門に診察したいと考えております。大きなお腹をした妊婦の方の隣で不妊治療に来られる方が気の毒で、何とか力になりたいと思ったからです。貴院は不妊治療専門の外来を設置されており、不妊治療のノウハウを十分に学べるだけではなく、生殖医療専門医の資格取得もサポートしていただけると伺っております。私は、そのような不妊治療に理想的な環境が整った貴院にて、不妊に悩むご夫婦を全力で支えていきたいと思っております。(256文字)