20代男性救急救命科医の志望動機の例文と書き方
転職事例:外科医から専門性の高い救急救命医を目指す
今回は20代の男性医師が外科から救急救命科に転職(転科)した事例です。ここでも科目を換える理由を明確に述べるようにします。では、まず事例を詳しく見てみましょう。
転職理由
ひと言でいえば、外科医として最前線で患者の治療に当たる救急救命に一度は携わってみたいと思うようになったということです。 もちろん在籍した病院にも救急外来はありましたし、当直も山のようにしていましたが、受け入れ可能な症例に偏りがあった。いずれは交通事故などの外傷も見られる医師になりたいと思っていたので、転職を決めました。
重視した条件
ERを併設していること。専門医取得が可能で、そうした体制が整っていること。 アルバイトなどは一切できなくなると思うので、ベースの年収アップもできれば、ということで希望しました。
入職を決意したポイント
紹介していただいたのは北米型のシステムを採り入れている病院で、1次~3次まで幅広い疾患の患者が診られる病院でした。しかも、キャリアアドバイザーが過去3年の専門医取得状況なども調べてくれたので、実績を知った上で面接に臨めました。今の職場では、外傷患者も診られますし、勉強会や症例確認のための報告会が、ルーティン化していて、さまざまな症例を勉強できるので、自分でも力をつけている実感があります。 しかも、きちんとしたシフト制がとられているので、以前の病院よりかえって心身の負担が少なく、収入もアップして、大満足の転職になりました。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より一部修正の上転載)
このケースをまとめると、転職の理由(志望動機)としては、「外科医として最前線で治療に当たる救急救命医になりたい」「専門医としてキャリアを積みたいのでERが併設されている病院を希望」という2本が柱ですので、これらを簡潔にまとめるようにします。
履歴書の志望動機の例文
私は後期研修を終え外科医としてキャリアをスタートさせましたが、今後は外科医として最前線で患者の治療に当たる救急救命に携わりたいと考えております。現在在籍している病院にも救急外来はありますが、より専門性の高い環境で救急救命に当たりたいと思い、貴院の求人に応募させていただきました。貴院では北米型のシステムを採用し、併設のERで1次から3次までの幅広い患者を診る体制が整っていると伺っております。また、勉強会や症例確認の報告会が充実しており、専門医取得ができる点も大変魅力を感じております。貴院に入職の暁には、確実な知識と経験を積み貴院に貢献できる人材となることをお約束致します。(295文字)
志望動機作成のポイント
上で述べたように、転職のポイント2点を簡潔に述べるようにします。その際、応募先病院の診療体制について熟知していることもアピールしましょう。医師の転職に限ったことではありませんが、応募先について十分な知識を得ておくことは、転職の基本中の基本です。
応募先の状況については、個人で調べるのはもちろんですが、転職エージェントを活用するのもおすすめです。選任のキャリアコンサルタントが、あなたの希望に沿って応募先医療機関の情報を収集してくれます。
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