20代男性精神科医の志望動機の例文と書き方
転職事例:精神科医として多数の症例を経験し、精神科急性期医療を極めたい
今回の事例は、キャリアコンサルタントとの面談と転職活動を通じて、開業志望が転職先病院での継続勤務に変化した事例です。
履歴書の志望動機としては、精神科医療をいかに極めたいかという意欲を示すことが中心になるでしょう。それでは事例を具体的に見てみましょう。
- 男性(29歳)・精神科・後期研修修了
- 転職前:大学病院(東京都)精神科、給与800万
- 転職後:専門病院(東京都)精神科、給与1000万
転職理由
大学病院にいて、精神科の扱う患者が確実に増えていることを実感していましたが、患者の層に偏りがあるのではないか?という疑問も感じていました。 将来は、メンタルケアクリニックの開業を考えているため急性期からアルコール依存などの生活習慣病患者まで幅広い症例を扱っている病院で経験を積みたいと思いました。
重視した条件
症例が多く、常勤医の体制が整っているところで、急性期医療に携わりたいとお願いしました。非常に個人的な考えによる判断基準で申し訳ないが、大学医局からの派遣に頼っていない病院が条件でした。
入職を決意したポイント
まず、私の希望を真剣に受け止め、希望に合致する病院を紹介してくれたアドバイザーの方にお礼を言いたいです。かなり細かい条件でお願いをしたと思うので。 でも、いろいろな病院・医療機関の方針を聞く機会があったのは良かったと思います。当初、私が医局派遣がないことにこだわったのは、医局から受け入れ=一定の治療方針にかたまる、という疑念からだということに気づけました。今はさまざまな出身大学の専門医がいる症例数も病床も多い専門病院で、やりがいを感じています。開業のことよりもむしろ、ここで急性期医療を究めたいと考えています。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)
以上の事例をもとに作成した志望動機は次の通りです。
履歴書の志望動機の例文
私は後期研修終了後、都内大学病院にて精神科医として勤務していました。大学病院では精神科の患者数が増えていることを実感していましたが、扱う患者の層や治療方針に偏りがあるのではと疑問を感じておりました。そこで、精神科医療全般について幅広く症例を経験し、とりわけ急性期医療に深く貢献したいと思い、貴院の募集に応募致しました。貴院では、専門病院ということで常勤医の体制が整備され、急性期医療を含めた多様な症例が多いと伺っております。私は、貴院のような理想的環境で、先輩の専門医の先生方から多くの症例について学び、精神科急性期の医療を極めたいと考えております。(275文字)
転職エージェントの活用について
「入職を決意したポイント」にあるように、医師専門のキャリアコンサルタント(アドバイザー)に相談することで、転職がスムーズに進みます。
自分一人で検討しているとどうしても先入観や固定観念にとらわれてしまいますが、経験豊富な第三者の視点を入れることで、転職条件や将来のキャリア設計を柔軟にとらえなおすことができるようになります。
最終的な判断はもちろん本人が下しますし、転職条件は事前に十分に考えておく必要はありますが、実際に転職活動をする際には、医師専門の転職エージェント「エムスリーキャリアエージェント」のコンサルタントに相談することをおすすめします。