医師の履歴書では本人希望欄で転職条件をアピールしよう!
志望動機まで書けたら、履歴書の完成まであと一息です。
残りの項目は、通勤時間や家族構成をのぞけば、趣味と本人希望です。
このうち本人希望は、あなたの転職先での年収や勤務内容を左右する重要な項目なので、しっかり書きましょう。
本人希望欄で転職条件をアピール!
本人希望欄の項目名は、詳しくは「本人希望欄(給料・職種・勤務時間・その他についての希望など)」と書いてあります。履歴書のタイプによって多少文言は違いますが、書くべき内容はおなじです。
この欄には、
- 収入(年収・年俸)
- 勤務日数
- 当直・オンコールの有無
- 休日
- 学会参加の有無
についてあなたの希望する条件を記入します。字数は欄の大きさにもよりますが、おおむね100〜150字くらいを目安にしましょう。
ポイントは、必ずその条件を希望する理由を書くことです。
この項目は面接で必ず質問されるので、その場でもちろん理由も答えることにはなりますが、あらかじめ履歴書に書いておくことで丁寧な印象となり、あなたの誠実な人柄をアピールすることができます。
本人希望欄はこう書く!
それでは、いくつか模範的な記入例をご紹介します。
週4日~週5日の勤務で、日勤のみの勤務を希望しています。ただ、あくまでも希望ですので、必要に応じて当直業務も入らせて頂きます。休日につきましては、できれば、子供との時間が取れる週末にいただければ幸いです。(40代・男性・内科・精神科転科希望)
週4日~週5日の勤務で、日勤のみの勤務を希望しています。当直や夜診につきましては、子供がいるので基本的には避けたいのですが、当直勤務は前もってご連絡いただければ、実家に相談いたします。後期研修で、内科の研修を受けており、まずは内科認定医を、そしていずれは総合内科専門医の取得を目指したいと考えております。(30代・女性・復職希望)
(以上、引用は「医師転職情報サイト ドクターズアヴェニュー」より)
このように、単に条件を書くだけではなく、理由も添えることが大切です。
当直業務を避けたい方は多いかと思いますが、絶対に当直は無理!というのでなければ、事前の相談があれば対応可能、というように書き添えておくと良いでしょう。病院としても、当直ができる医師は有り難いですので、あなたの人材としての評価をプラスにします。
趣味欄も忘れずに!
趣味欄はそれほど重要ではないように思えますが、面接では趣味欄に書かれた内容が話題になることが多いようです。あなたの人柄などパーソナルな部分をアピールできる部分ですから、すこしでもいいので記入しましょう。
記入例をご紹介します。
学生時代はヨットに興じておりました。シーズン中は朝早くから海に繰り出し、オフシーズンはトレーニングにと、私の医師としての粘り強い精神はこの時培われたように思います。(40代・男性・内科医)
(以上、引用は「医師の履歴書・職務経歴書の書き方 | MRT」より)
趣味欄は、趣味を列記するだけでも構いませんが、この記入例のように趣味などにまつわるエピソードも書き添えると良いでしょう。