20代女性皮膚科医の志望動機の例文と書き方
転職事例
今回は20代女性皮膚科医のケースです。待遇の改善と新たな分野への挑戦を希望して転職した事例です。
- 女性(29歳)・皮膚科
- 転職前:大学病院(東京都)皮膚科、給与600万
- 転職後:一般病院(東京都)皮膚科、給与1100万
転職理由
一番の理由は、大学病院での長すぎる労働時間と低い待遇です。自分のキャリアのためにも頑張っていくべきだ、とは思ったのですが、体力的にもついていけず、このまま皮膚科医として続けていけるのだろうか、と悩んでいました。 第二に、皮膚内科よりも自分の興味がある皮膚外科に軸足を移して仕事をしたいと思ったことです。 将来も考え合わせると、美容領域も視野に入れたクリニックで働いてみたいと思い、登録しました。
重視した条件
皮膚科の専門医は取得していませんが、一般皮膚科であれば、ある程度の症例を見てきたという思いがありましたので、一般皮膚科にくわえ、美容皮膚科も扱う病院・医療機関を希望しました。 都心のクリニックで、医師・看護師が常勤していること、できれば自分の時間が取れる勤務体制であれば、よりありがたいということで、お願いしました。
入職を決意したポイント
紹介していただいたいくつかの病院・クリニックは、施設ごとに得意とする診療が異なり、悩んだのですが、その中で、アザや傷などの手術も多く手掛けているクリニックを選びました。もっと皮膚外科の技量も磨きたいと思っていましたので。 今は週の半分が午後3時からの勤務で、当直やオンコールもなく収入は倍近くなり、年齢相応の肌も取り戻せました。
(以上転職事例は「 医師専門の転職支援ならリクルートドクターズキャリア 」より転載)
履歴書の志望動機作成のポイント
「20代男性外科医の志望動機の例文と書き方」でも触れましたが、前職に不満(この場合は長時間勤務と低い給与)があっても、履歴書の志望動機には記さない方がベターです。
前職のデメリットではなく、志望先医療機関のメリットを自分自身の意欲とともに書くようにしましょう。
また、勤務時間や給与など待遇面で希望がある場合は、志望動機欄ではなく本人希望欄に記しましょう。「医師の履歴書では本人希望欄で転職条件をアピールしよう!」を参考にしてください。
志望動機の例文
私はこれまで大学病院で主に皮膚内科を担当しておりましたが、今後は皮膚外科に軸足を移したいと考えております。また、女性の肌の悩みに対応するため、美容皮膚科についても経験を積みたいと思っております。貴院では、傷やアザ等の手術の実績が豊富で、美容皮膚科にも対応されているとうかがっております。私は、貴院のもとで皮膚外科医としての技量を磨き、美容皮膚科について学ぶとともに、一般皮膚科での診療経験を活かして貴院における医療の充実に貢献させていただく所存です。(225文字)